研究分担者 |
益子 典文 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (10219321)
村川 雅弘 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50167681)
大隅 紀和 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90000083)
本多 泰洋 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50238820)
下沢 隆 鳴門教育大学, 実技教育指導研究センター, 教授 (30008809)
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研究概要 |
1.知識の自律的運用に基づく新しい学力観の確立 構成主義的アプローチの批判的再構築の立場から,「子どもの有能さ」「子どもの自律的運用能力の有能さ」に着目して,新世紀に向けた子どもの能力観の構造的解明を試み,これまでの伝統的な文化遺産の伝承に基づく能力観から文化遺産の生成・創造を基本とする知識生成の知識力と知的創造力からなる能力観の構造規定をおこない,実証的な分析を試み,子どもがもつ知識の自律的運用能力・推論能力の健全性に関する妥当性を検証してきた。これらの一般的な能力観から導き出される能力構造と,理科,数学における領域固有性から導き出される能力構造・評価の枠組みを規定する試み継続している。 2.応用理科・応用数学カリキュラムの開発 上記の能力・評価構造の下に,理科・数学教科でのカリキュラム開発を試みてきた。理科教科でき,小学校の天体の運動「月の満ち欠け」と「気象」単元.中学校段階では力と運動「慣性」単元で,子どもの日常事象の健全な経験的知識から合理的推論を育成し発展させるカリキュラム開発を試みてきた。数学教科でき,小学校段階の「求積」「立体 単元.中学校段階では「文字の利用(文字式による論証)」単元を対象に、数学的思考力の育成を目標にした数学の「よさ」を感得するカリキュラム開発を試み,授業実践を通してその有効性と認識特性の変容を分析し,有効であるとの結果を得ている。さらに詳細な認識形成.推論過程とその構造,運用能力の形成につて検討する。 3.電子テキストの開発 これまでに開発した個々の教材・課題に対して,定常-非定常課題,単純推論-複合推論等を基盤にしたデータベース属性を設定して,教材データベースを構築している。
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