研究概要 |
本年度は研究費の大部分が当てられる反陽子ペニングトラップと実験槽をつなぐ差動排気系と実験槽を整備した。差動排気系はゲッター・イオンポンプ1台と2台のターボ分子ポンプの3段差動排気となっており,実験槽に標的ガスを導入し,10^<-6>Torr程度になっても,差動排気部最上流部では5×10^<-11>Torrを維持できるように設計されている。実験槽は500l/sのターボ分子ポンプで排気され,中央部のガスセルを除いて整備された。なお実際の超低速反陽子ビームは来年度後半から供給される見込である。
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