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1994 年度 実績報告書

中緯度オゾン層破壊の化学過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06402017
研究機関名古屋大学

研究代表者

近藤 豊  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (20110752)

研究分担者 鈴木 勝久  横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60011764)
柴田 隆  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (70167443)
中島 英彰  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (20217722)
小池 真  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (00225343)
キーワードオゾン / 塩素化合物 / 窒素化合物 / 赤外分光器 / 可視分光器 / 北海道 / エアロゾル / ライダー
研究概要

北海道での塩素化合物、窒素化合物の観測を行なうために我々の開発した高精度のフーリエ変換型の赤外分光器システムを整備した。特に硝酸の測定精度を大幅に向上させた。太陽追尾装置については、北海道の寒地の使用に耐えまた限られたスペースで使用可能なものを購入し試験した。豊川での試験観測では、太陽光の塩素化合物、窒素化合物による吸収スペクトルを高精度で測定することに成功した。また、観測された吸収スペクトルから、塩素化合物、窒素化合物の存在量を求めるためのアルゴリズムを開発し、外国で開発されたものと比較し良い一致を見た。このように観測に必要なハードウエアー、ソフトウエアーともに大きく進展させることが出来た。
一方、可視分光器を陸別の町の水銀灯の影響を受けない場所に設置し観測を開始し、以後連続した二酸化窒素(NO_2),オゾンの全量を連続的に観測している。また名古屋大学太陽地球環境研究所付属母子里観測所に設置してある可視分光器でも継続してNO_2、オゾンの全量を連続的に観測している。
エアロゾンの観測は稚内に設置されているライダーにより実施しつつある。ドブソン分光計によるオゾン全量,オゾンゾンデによるオゾンの高度分布については札幌における気象庁の定常観測データを取得した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Jones,N.B.,: "Southern hemisphere mid-latitude seasonal cycle in total column nitric acid" Geophys.Res.Lett.,. 21. 593-596 (1994)

  • [文献書誌] Koike,M.,: "Impact of Pinatubo aerosols on the partitioning between NO_2 and HNO_3," Geophys.Res.Lett.,. 21. 597-600 (1994)

  • [文献書誌] Koike,M.,: "Aircraft measurements of NO and NOy at 12 Km over the Pacific Ocean," Proc.Quadren.Ozone Symp.1992. 849-853 (1994)

  • [文献書誌] Kondo,Y.,: "Total reactive nitrogen,N_2O,and ozone in the winter Arctic stratosphere," Geophys.Res.Lett.,. 21. 1247-1250 (1994)

  • [文献書誌] Aimedieu,P.,: "In situ measurement of nitric oxide,ozone,and aerosol in the Scandinavian Arctic stratosphere in January 1992," Geophys.Res.Lett.,. 21. 1243-1246 (1994)

  • [文献書誌] Kondo,Y.: "Ground based measurements of column amounts of NO_2 over Syowa Station,Antarctica," J.Geophys.Res.,. 99. 14535-14548 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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