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1995 年度 実績報告書

光コンピュータの構成法並びに構成技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06402028
研究機関大阪大学

研究代表者

一岡 芳樹  大阪大学, 工学部, 教授 (30029003)

研究分担者 井上 卓  大阪大学, 工学部, 助手 (40213160)
谷田 純  大阪大学, 工学部, 講師 (00183070)
伊東 一良  大阪大学, 工学部, 教授 (80113520)
キーワード光コンピューティング / 光コンピュータ / 多重処理 / マルチプロセッサ
研究概要

マルチプロセッサ型光コンピュータとして,多重処理を利用した光アレイロジックネットワークコンピューティング(OAL-NC)システムを考案しその試作機を設計した.多重処理を利用したOAL-NCシステムは,より安価で高性能な情報処理を実現するシステムである.試作OAL-NCシステム開発においては多重処理を利用することでハードウェアとソフトウェアによる共設計が可能で,システムの最適設計が容易になる.
本年はまず,多重処理を利用するマルチプロセッサ型光コンピュータのシステムアーキテクチャを検討した.システムアーキテクチャは光処理を行うOAL-NCとマルチプロセッサとなる電子処理装置アレイとシステムコントローラで構成する.各電子処理装置は互いに4近傍の処理装置と結合させる.各電子処理装置では多重処理技術を用いて複数の処理要素アレイソフトウェアシミュレーションができるようにした.処理要素アレイの出力結果に対しOALネットワークプロセッサで演算を行い,処理要素アレイに帰還する方式をとった.このアーキテクチャの採用により多重処理をOAL-NCに導入することを可能にした.さらに,多重処理を行うための具体的な素子の検討を行った.多重処理を利用するためには高処理能力・素子数拡張可能な処理装置が要求される.また,開発期間,コスト削減のために容易に安価で入手可能な素子であることが必要である.これらを検討した結果,電子処理装置としてトランスピュータT425を利用した.T425を用いることによりシステムにおける処理要素の個数,機能,結合形態の再構成を可能にした.また,電子処理装置の拡張の容易性も得られた.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] T.Konishi,J.Tanida,and Y.Ichioka: "Visual-area coding technique(VACT): Optical parallel implementation of fuzzy logic and its visualization with the digital half-toning process" Appl.Opt.34. 3097-3102 (1995)

  • [文献書誌] T.Konishi,S.Taniguchi,J.Tanida,and Y.Ichioka: "Optical implementation of Visible Gray-Image Processing with Visual-area coding technique" Appl.Opt.(in press).

  • [文献書誌] T.Konishi,J.Tanida,and Y.Ichioka: "Self-aligned imaging system using phase conjugate readout from elementary holographic grating" Opt.Laser Technol.(in press).

  • [文献書誌] 一岡芳樹: "画像システムの現状と新展開" 応用物理. (印刷中).

  • [文献書誌] Y.Ichioka,T.Iwaki,and K.Matsuoka: "Optical Information Processing and Beyond" Proc IEEE. (in press).

  • [文献書誌] Y.Ichioka,etc.: "Ultrafast and Ultraparallel Optoelectronics" Ohmsha & Wiley, 606 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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