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1994 年度 実績報告書

多孔構造体における熱電変換の躍進現象に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06402035
研究種目

一般研究(A)

研究機関東京工業大学

研究代表者

越後 亮三  東京工業大学, 工学部, 教授 (70037737)

研究分担者 多田 茂  東京工業大学, 工学部, 助手 (70251650)
小林 健一  東京工業大学, 工学部, 助手 (10242273)
吉田 英生  東京工業大学, 工学部, 助教授 (50166964)
キーワード多孔構造素子 / アルメル-クロメル / 鉄-シリコン / 熱電現象 / ペルチェ熱
研究概要

本年度は本研究の初年度にあたり,熱電材料を用いた多孔構造素子を関係者の協力を得て試作し,その性能評価のための測定を行った.まず熱電材料としては金属系としてアルメル-クロメル,半導体として鉄-シリコンを選定した.多孔構造の形態としては
(1)格子状セラミックス体に熱電対を配列したもの
(100×100mm^2に素線径1mm×1600対,ピッチ1.25mm)2種類(厚さ約13,25mm)
(2)フォイル状の材料を用い,電気絶縁シートを組み込んだ素子(50×50mm^2,200対)
(3)アルメル-クロメルを用いた焼結体
鉄-シリコンを用いた焼結体
の4種類である.(1)と(2)に関しては燃焼実験により電気出力の測定まで行い,温度差との関係においても信頼できるデータであることが確認できた.(3),(4)に関しては温度差〜超電力の基礎データの取得に留まっていて,燃焼実験は次年度に予定している.ただ(3)に関しては米国Hi-Z社の協力により温度差〜300℃までの電気出力の値が得られ,中実材料と比較して約1/3程度で,非常に期待できる.
理論解析は多孔構造体内の定常燃焼系に熱電現象を考慮した数値計算を行った火炎の形成される場所とか材料の有効熱伝導率によって多孔構造熱電素子の両端部の温度差が大きく変化すること,両端部でのペルチェ熱の影響等を明らかにし,成果の一部は既に公表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 吉田基,越後亮三,吉田英生,多和田清: "多孔構造熱電モジュールの発電特性" 第13回エネルギー・資源学会研究発表会講演論文集. 177-180 (1994)

  • [文献書誌] Echigo,R.,Yoshida,H.,Tawata,K.,Koda,M.and Hanamura,K.: "An Advanced Thermoelectric Generation Concept Based on Steep Temperature Gradient Yielded by Combustion in Porous Thermoelectric Elements." Proc.10th International Heat Transfer Conference,Brighton,U.K.35-NR-7. 173-178 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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