研究課題/領域番号 |
06402044
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研究種目 |
一般研究(A)
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
栗林 栄一 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (10158884)
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研究分担者 |
雷 哲翔 豊橋技術科学大学, 工学部, 教務職員 (50262960)
草間 晴幸 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (60043220)
河邑 眞 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (30115555)
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キーワード | 中央構造線 / 三波川変成帯(外帯) / 領家変成帯(内帯) / 地震計 / 同期観測 / 深溝断層 / 古生層 / 断層モデル |
研究概要 |
地震計による強震地動の観測体制について国内外の実情を調査した。我が国では機関別に体制が敷かれている。採取された記録を科技庁防災科学研究所で集約化することを試みている。しかし、記録採取方法の多様化・電子化と情報量の増大に対応しきれないでいる。一方、学界を中心とした情報連絡網が構築されつつある。 米国内においては全国を覆う地質調査所のネツトワークがあり、本部をデンバーに設置している。50州の内唯一、カリフォルニア州では観測網が多重化している。同州では大きく分類した下記の4群になる。 USGS(地震調査所)のネツトワーク COMG(カリフォルニア州鉱山地質局)のネットワーク LASMAN(南カリフォルニア大学)のネットワーク UCB(カリフォルニア大学バ-クリー校)のネットワーク 中国においては国家地震局が観測網を展開している。本部はハルピンに置いている。 今年度は新城市(東海地震防災対策強化地域)ならびに蒲郡市にそれぞれの古生層の地盤に1箇所計2ケ所に地震計を設置した。今年度設置した観測網を全国的な情報連絡網の一部として位置づけて採取記録の有効利用を図っていくことが必要である。現在、学術分野では東京、京都、名古屋にそれぞれ観測記録の登録機関がある。当面、名古屋の機関に登録して、いずれ全国を統合したセンターを設置していくことが望まれる。
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