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1994 年度 実績報告書

低湿地に展開する農地・農村の土地利用学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06402057
研究種目

一般研究(A)

研究機関北海道大学

研究代表者

梅田 安治  北海道大学, 農学部, 教授 (90001411)

研究分担者 山上 重吉  専修大学, 北海道短期大学, 教授 (70077121)
井上 京  北海道大学, 農学部, 助手 (30203235)
長澤 徹明  北海道大学, 農学部, 講師 (30002067)
矢沢 正士  北海道大学, 農学部, 助教授 (30001473)
桜田 純司  北海道大学, 農学部, 講師 (80001460)
キーワード低湿地 / 農地 / 農村 / 土地利用 / 泥炭地 / 低平地
研究概要

篠津地域について明治以来1/5万地形図によって土地利用の変遷を追跡した.特に1950年以降については排水工事の進捗と土地利用(農地・水田・汎用農地など)と泥炭地の土地・諸特性との関係をみた.低湿地の農地の利用にあたっては排水が先導性を有し,その履歴が生産性にも大きな影響を与えることを明確にした.また,生活環境の整備のためには防風環境林とでも呼ぶべき大型の広く連続して分布する防風林が生産・生活両用の環境形成のために有用であるとして,その形態形成方式などを提示した.
低平地の特性を支配するものとして地下水の水文的特性があげられるが,周辺部の,また低平地自体の土地利用の強化にともない,その水質に大きな変化がみられ,またそれが低平地の特性・状況に大きく関与している事例が多くみうけられる.本年度はイオンクロマトグラフを導入して各地の低湿地での水質,および水文解析の基礎資料の収集につとめた.
また,近年は低湿地の自然性が高く評価されるようになり,泥炭地の湿原性の保全などが新しい研究テーマとして期待されている.これまでの単なる土地利用の高度化ではなく,土地の多様性・共存性が求められている.それらについては道路横断暗渠による泥炭地の地下水の流動化,また地中へのビニールシート壁の埋設による地下水位のセキ上げによる泥炭地の湿原としての保全,復元などについて霧多布泥炭地,サロベツ泥炭地などで実用的試験を開始した.また,釧路泥炭地などでは緩衝帯,補給水路の設置などを提示した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 梅田安治・井上京: "北海道における泥炭地湿原の保全対策" 農業土木学会誌. 63-3(印刷中). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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