研究課題/領域番号 |
06402061
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
上林 弥彦 京都大学, 工学研究科, 教授 (00026311)
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研究分担者 |
渡辺 正子 京都大学, 工学部, 教務職員 (70127158)
木實 新一 京都大学, 工学研究科, 助手 (70234804)
横田 一正 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10273484)
KAZIMIERZ Su 京都大学, 工学研究科, 助教授 (70271012)
美濃 導彦 京都大学, 工学部, 教授 (70166099)
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キーワード | 分散処理 / 協調処理 / データベース / 仮想組織 / 計算機ネットワーク / データベースのビュー / ハイパーメディア / 能動機能 |
研究概要 |
最近、計算機のダウンサイジングの進展により、ワークステーションをネットワーク結合した利用形態が一般的になってきている。このようなシステムでは、従来と異なる利用者同志の協調作業を支援するCSCWシステムが実現出来る。本研究では、データベースの能力を併用して、次の3点で一般的なCSCWより高機能なシステムを開発中である。 1)ビデオによる方法が一般的であるが、ビデオを用いない方法も併用する。 2)現実世界のシミェ-レーションだけでなく、現実世界でできないことを実現する機能について検討する。 3)再利用等を行うなどのデータベース機能をできる限り用いる。 本研究で得られた成果の主なものは次のとおりである。 1)データベースビュー機能の拡張概念を導入した。 ・オブジェクト代行モデル・協調環境モデル・動作ビュー機構 2)ハイパーメディアの共有によって生じる干渉問題を扱うため、次のような概念を導入した。 ・環境アウェアネス機構・利用者作業の可観測性と可制御性 3)さらに高度な協調を行うために、能動データベースの機能やワークフロー表現の拡張を行った。 ・能動機能の対象に人間が含まれている場合のプライバシー保護に対する対処 ・環境の変化による協調条件変化の扱い・代表的なワークフロー表現であるIDEFOの拡張機能 上記のうち、基本的なものはプロトタイプとして実現しており、プロトタイプの利用を通じた問題点の抽出を行っている。
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