研究課題/領域番号 |
06403023
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
柳田 祥三 大阪大学, 工学部, 教授 (10029126)
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研究分担者 |
村越 敬 大阪大学, 工学部, 助手 (40241301)
和田 雄二 大阪大学, 工学部, 助教授 (40182985)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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キーワード | 半導体超微粒子 / 光増感 / 表面修飾 / フッ素 / 硫化カドミウム / ポリピリジン / 光酸化 / π-πスタッキング |
研究概要 |
1)ナノスケール超微結晶の有機分子による修飾とその物性への影響 種々のフッ素置換チオフェノール誘導体を用いて表面修飾CdS超微結晶を調製し、アルコールへの分散安定性がフッ素置換の程度が大きいほど高いことがわかり、その安定性がアルコールと修飾化合物の相互作用によることを分子軌道計算を用いて解析した。 2)ナノスケール超微結晶表面状態と光触媒作用 CdS超微結晶の表面に存在するS欠陥およびカドミウム塩のカウンターアニオンの影響をEXAFSにより明らかにし、可視光駆動光触媒作用への関わりを論じた。 3)ヒドリド移動による可視光還元系の解析 ポリピリジンのオリゴマー類縁体を合成し、その光物理化学過程をレーザーフラッシュホトリシスにより明らかにした。励起3重項の寄与の重要性が明らかになった。ポリピリジンのジアニオン状態を経由するヒドリド生成とその還元反応に対する活性種としての働きを明らかにした。 4)水の完全分解系の構築および光酸化触媒系の設計・制御 水の1電子光酸化(HO・の生成)が可能なペルフルオロポリパラフェニレン(F-PPP)を水素発生サイトとしての金属コロイドあるいは錯体と複合化することにより、水分子を同時に1電子酸化および還元水素発生に導く系の構築に成功した。この系の作用機構の詳細な検討を行った。水分子との相互作用の観点から、位置選択的にフッ素化した鎖状芳香族化合物を設計合成し、光酸化触媒の制御法を検討した。 5)高次複合分子・分子集合系光触媒作用の創出 芳香族化合物とフッ素置換芳香族化合物の混晶生成について、その構造と安定化駆動力の検討を行い、π-πスタッキング分子間相互作用の存在を示唆する結果を得た。
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