研究課題/領域番号 |
06404016
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
村上 和雄 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (70110517)
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研究分担者 |
野村 達次 (財)実験動物中央研究所, 所長 (10072399)
杉山 文博 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (90226481)
深水 昭吉 筑波大学, 応用生物化学系, 助教授 (60199172)
宮崎 均 筑波大学, 応用生物化学系, 助教授 (40183636)
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キーワード | つくば高血圧マウス / つくば低血圧マウス / アンギオテンシンノーゲン遺伝子 / トランスジェニック・マウス / レニン・アンギオテンシン系 |
研究概要 |
1.レニン・アンギオテンシン系と動脈硬化発症の関係を明らかにするため、つくば高血圧マウス(レニン系亢進マウス)を高脂肪・高コレステロール食で長期間飼育し、このマウスの動脈硬化発症の程度をコントロールマウスと比較した。その結果、つくば高血圧マウスは、コントロール・マウスに比べ、Aortic rootに著しい脂肪沈着を認めた。 2.心臓内レニン・アンギオテンシン系の役割を明らかにするため、つくば低血圧マウス(レニン基質欠損マウス)を用いて次の実験を行った。 アンギオテンシンIIは、心筋細胞に作用してMAP-kinase等の細胞内情報伝達系を活性化し、心肥大形成ならびに心不全発症に関与していると推定されている。この仮説を証明するため、つくば低血圧マウス由来の培養心筋細胞を用いて、伸展刺激によるMAP-kinaseの活性化の有無を検討中である。 3.組織レベルでのレニン・アンギオテンシン系の役割を明らかにするため、アンギオテンシン遺伝子それぞれを、脳で特異的に発現するトランスジェニック・マウスを作製中である。
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