• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

小学校児童の体力・運動能力向上に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06404078
研究機関東京大学

研究代表者

宮下 充正  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80023571)

研究分担者 平野 裕一  東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (30165196)
キーワード小学校児童 / 体力測定 / 運動能力テスト / 心拍数 / 日常活動量
研究概要

東北地方某県の小学校3、5年生児童(43〜48名の各学年3組)を対象にして、走、跳、投能力へのスキル練習効果をみた。平成6年度の研究における問題点、すなわち、(1)練習内容が統一されていない、(2)走、跳、投の3動作すべてを練習する時間はとれない、を解消するために、本年度は、3、5年生で練習内容を統一し、各組で1つの動作を練習することにした。予め、教師には週ごとの指導の強調点とそのための練習方法を説明しておいた。児童には、まずビデオ教材のじょうずな動作を見せて、その後、週ごとに習得する動作を説明しながら、練習させた。練習は1回約20分、3〜4回/週の頻度で8週間であった。その効果を文部省の運動能力テストでみたところ、3年女子の50m走、5年男子の走り幅跳びとソフトボール投げについては練習の効果が認められた。3、5年女子の走り幅跳びとソフトボールを練習した組で記録は伸びたが、その練習をしていない組でも記録は伸びたので、練習の効果とはいえなかった。
積雪期における小学校5年生児童の活動量を平成6年度と同様の心拍数測定から調べた。この時期の体育の授業ではスキーが行なわれているが、その授業中に心拍数が150拍/分以上になる時間は男子で21分、女子で30分であり、望ましい活動量を確保できる内容と考えられた。また、放課後に心拍数が150拍/分以上になる時間は、活動的な男子で10分、女子で7分、非活動的な男子で3分、女子で7分であり、非活動的な女子を除いて秋季の1/3〜1/6の時間であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 平野裕一: "丈夫な子どもを育てるためにはこのくらいの運動量を確保したい" 体育の科学. 46(4)(印刷中). (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi