研究課題/領域番号 |
06405007
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
二村 一夫 法政大学, 大原社会問題研究所, 教授 (80061125)
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研究分担者 |
五十嵐 仁 法政大学, 大原社会問題研究所, 助教授 (20193170)
早川 征一郎 法政大学, 大原社会問題研究所, 教授 (50061164)
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キーワード | データベース / マルチマディア / 社会運動 / 労働運動 / ポスター / 写真 / 書簡 |
研究概要 |
本研究は、法政大学大原社会問題研究所が創立以来76年にわたって収集してきた労働運動・社会運動に関する多種多様な資料を基礎に、他の研究機関に所蔵されている資料についても調査し、これを包括的にデータベース化し、1回の検索によって、異なった性質の諸資料の内容、保存状況に関する情報を引き出すことを可能にしようとするものである。 第2年度の本年は、前年度に作成した〈画像資料検索プログラム〉について入力および検索の両面での改善をはるかことに主眼をおいた。入力については、ポスターや写真などをいったん写真にとりフォトCDに変換する方法、デジタルカメラを用いて直接入力する方法、スキャナーによる入力などを比較検討した。その結果、今の段階ではネガフィルムからフォトCDに変換することが最善であることが判明した。書簡など原資料をスキャナーによって入力することは、コントラストの調整など1点1点の入力にかなりの時間を要するだけでなく、解像度の面でも不満がのこり、さらに研究を必要とすることが判明した。検索面では、ポスターや写真など、これまで実物にあたるしかなかった資料がコンピュータで検索できるようになりつつあり、マルチメディア・データベースとしては十分とはいえないが、画像資料データベースとしては、かなりの程度実用に耐えることが判明した。 なお、以上の作業と並行して、すでに文献データベースとして実用化されている〈労働関係文献データベース〉を用いて、個人および団体ごとにテキストデータを編集し、来年度以降に画像データベースと統合するための準備作業を続けている。
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