• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

ディジタル干渉計によるトランジェント電波源のサーベイ

研究課題

研究課題/領域番号 06405008
研究機関早稲田大学

研究代表者

大師堂 経明  早稲田大学, 教育学部, 教授 (10112989)

研究分担者 大場 一郎  早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063695)
山田 勝美  早稲田大学, 理工総研, 教授 (30063316)
相沢 洋二  早稲田大学, 理工学部, 教授 (70088855)
小松 進一  早稲田大学, 理工学部, 教授 (00087446)
小原 啓義  早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063367)
キーワード電波干渉計 / トランジェント電波源 / ディジタル信号処理 / 低雑音アンプ / HEMT
研究概要

64素子直接像合成ディジタル干渉計のギヤ駆動化(田中94秋)が完成して,風によるアンテナのゆれの問題が解決した。天頂から±50度の観測が可能になり,稀に起こるバグ(複素ミキサ-の発振,大容量DC電源コネクタの不安定接触,ディジタル信号線のシールド,LSIのタイミングエラー)も退治(大師堂95春)した結果,γ線クェーサー3C279,454.3などをモニター(高木,鈴木,田中etc95)できるまでになった。今回さらに3倍の高感度を達成するために,新しく150台の受信機の製作を開始し,この秋には完成の見込みである。以下に要点をまとめる。(1)現在の受信機は,日本通信機の協力を得て89年にBS受信機を改造・製作し(西掘,乙部etc89春),常温で200Kの雑音温度であった。性能/価格の高さから,CMB観測を進めているCambridge U.のA. HewhishやLasenbyは訪問時に強い関心を示し,またCRLで観測に利用されるなど,学外でも評価された。(2)しかしこの6年間に,HEMTチップの低雑音化が著しく進み(NF1.1→0.55),その利用が可能になった。(3)今回の仕様はNF, Gain以外は前回と同じ(f_<RF>=10.6GHz,f_L=9.6GHz)で,RF部の初段と2段目に最新のHEMTを用いた。
試作1台目のNFデータとしては,1GHzのIF部で受信機雑音が,常温で70Kである。引き続く150台に関しては,50-70Kに入っている。その結果,新たにBL Lacなどの,さらに弱い電波減の観測も可能になった。本研究は科研費(一般A94〜)の補助を受けて行われている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T. Daishido et al.: "(2+1+2)D FFT for Interferometric Pulsar Survey" A. S. P. Conf Series: "Pulsars: Problemss and Progress" IAU160. (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi