研究課題/領域番号 |
06451012
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研究機関 | 沖縄県立芸術大学 |
研究代表者 |
矢野 輝雄 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 教授 (10254658)
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研究分担者 |
日比 正史 久留米大学, 医学部, 講師 (40173190)
山内 太圭子 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 教授 (80231653)
板谷 徹 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 助教授 (20130867)
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キーワード | 呼吸法 / ガマク / 舞踊譜 / 譜語 / タメ(撓め) / 音楽 / 琉球舞踊 |
研究概要 |
1.女踊り「瓦屋筋」の代表として、学生を含む8名の舞踊家に踊ってもらい、呼吸流量計とヴィデオ・プリンターによって音楽・舞踊と呼吸との相関を示すヴィデオテープ及びスチール写真を作成した。また、舞踊と音楽との関係を把握するため、舞踊の手の分節化を行って、これを舞踊譜として作成した。 2.上の資料について呼吸と音楽・舞踊の動きとの関係について考察を加え、次のような特徴が認められた。 (1)呼吸については音楽の影響が大きく、奇数拍・偶数拍が交互に現れる沖縄音楽の特徴が呼吸に現れ、基本的には規則的な波となって現れる。 (2)感情を込める思入れや、回るあるいは重要な手の始動に当たるところで力の撓め(タメ)がみられる。 (3)ガマクを使うことは琉球舞踊の特色であるが、大きくガマクを使うときは、撓めの場合と同じく息を止めていることが判明した。 (4)呼吸の深浅については個人差があり、流儀によっても異なるが、一般に初心者は深いといえる。 3.来年度についてはさらにその詳細について検討する予定である。
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