研究課題/領域番号 |
06451023
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山中 康裕 京都大学, 教育学部, 教授 (30080162)
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研究分担者 |
名取 琢自 京都大学, 教育学部, 助手 (10252412)
岡田 康伸 京都大学, 教育学部, 助教授 (90068768)
斉藤 久美子 京都大学, 教育学部, 教授 (70046457)
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キーワード | 臨床資料 / 画像データベース / 心理学的診断 / 描画法 / 投影法 |
研究概要 |
画像入出力・蓄積を行うためのデータベースシステムは、ハードウェア面ではほぼ完成をみた。スキャナおよびデジタルスチルカメラで描画・箱庭作品など画像を入力し、光磁気ディスクにデータを集積しており、パソコンを要することがわかり、実用的システムにするにはなお余地があることが明らかになった。 投影法の資料は画像そのものではないため、文字データベースとして蓄積する必要があるが、それに適合するデータ形式の設計も進行中である。 新たな問題点として、作品に関わる要因として制作者の要因だけでなく面接担当者の要因、全体的面接経過での当該作品のしめる位置、文脈的意味などが無視できないことがわかった。治療過程をどのようにデータにもりこむかは高度な概念化をともなう作業であるので現在検討中である。 作品の撮影法など基礎的な標準化作業も残されており、ハード面ではほぼ予定通りのシステムが構築されたものの、臨床現場のスタッフがだれでもデータを収集、整理できる簡便な環境づくりが課題として残されている。
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