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1994 年度 実績報告書

幼児の遊びと対人行動に関する臨床的観察機能の研究-臨床児と一般健常児を対象として-

研究課題

研究課題/領域番号 06451024
研究機関京都大学

研究代表者

斉藤 久美子  京都大学, 教育学部, 教授 (70046457)

研究分担者 名取 琢自  京都大学, 教育学部, 助手 (10252412)
岡田 康伸  京都大学, 教育学部, 助教授 (90068768)
山中 康裕  京都大学, 教育学部, 教授 (30080162)
キーワード母子関係 / 行動観察 / 臨床的観察機能 / ビデオデータ解析 / 健常母子 / 臨床対象児 / 臨床的-発達的研究 / 継時的変化
研究概要

健常児の観察セッションを、月一回以上のペースで、母子約10組につき重ね、ビデオ記録データを集積し、行動と人間関係の個別的特徴及び継時的な変化を組織的に検討している。その中で有用な視点や評価基準をいかに設定していくか吟味を重ねているところである。そしてそこから臨床的観察機能そのものの事態にアプローチするための代表的な指標を抽出する作業を進めようとしている。
健常母子についての観察セッションを重ね、幼児の遊びと対人行動に関するビデオデータを集積してきたが、それを研究スタップ間で吟味する作業を重ねる中で、臨床的及び発達的に様々な興味深い徴候と視点の発見を得てきている。それは従来臨床児とのかかわりの範囲で得られた知見に比し、より分化した、かつ豊かな示唆を含むものであり、臨床児理解をより充実させうる可能性に満ちたことが確認されてきている。
ビデオデータの検討では、複数事例が発達的視点も含め横断的に比較された。母子のかかわりにおけるコミュニケーションの微細な臨床的徴候もみられ、今後、観察を継続するなかで、徴候の推移に更に着目している。
来年度は臨床対象児も観察事例に導入し、多様なビデオデータを得て「臨床的観察機能」に焦点を絞った研究を本格化することとする。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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