| 研究概要 |
研究目的達成のためのインタビュー調査と、学生を対象にした質問純調査を行った。
インタビュー調査においては、医師,看護婦,介助カウンセラ-など医療として人に身体的に接する職業の人々に重点的にインタビューし、医師(男性)と看護婦等(女性)の意識の差が明らかになった。男性医師は、自分の行為以外の身体接触を「性的関心」で把握する機会が多く、女性看護婦は「性的関心」を極力排除しようとする傾向がみられた。
学生対象の質問紙調査においては、男子学生と女子学生の身体接触意識の差が多く出た。男性においては、キスの経験率とセックスの経験率の差があまり出ないのに対し、女性の場合は、キスのみの経験率の方が、セックスの経験率よりかなり高めに出る。これは、女性において、親密性と性的関心が分離される傾向があることを示しており、男女差の仮説に適合的なデータであった。
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