研究課題
大衆化のすすんだ大学が、いかに多様化してきたのか。その構造を把握することによって、現代日本の高等教育システムの特質を理解し、18才人口の減少期にむかって、それがどのような方向で変化するのか、あるいは個別大学がどのような変容をとげねばならないかを明らかにするのが、この研究の目的である。そのため、次の作業をおこなった。(1)国公私立の大学について、分析の基礎となる指標を収集し、データベース化した。(2)これを整理した指標を個別大学に関するデータベースに統合し、大学間の分化の構造を数量的にした。(3)以上の作業といくつかの大学への訪問調査ににもとづいて、まず数量的な分析結果を機能的に解釈し、これをもとに大学の類型を理論的に構成し、類型別に機関としての行動、直面する問題点、を分析した。
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