• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1994 年度 実績報告書

国際化・グローバリゼーションにともなう生涯学習の現代的課題の検討

研究課題

研究課題/領域番号 06451047
研究機関東京大学

研究代表者

佐藤 一子  東京大学, 教育学部, 教授 (60114211)

研究分担者 田中 治彦  岡山大学, 教育学部, 助教授 (50188322)
浅谷 千代子  東京大学, 教育学部, 助手
鈴木 眞理  東京大学, 教育学部, 助教授 (60114518)
キーワード生涯学習 / 生涯教育 / 成人教育 / 多文化教育 / 識字教育 / 国際理解教育 / 開発教育
研究概要

「国際化・グローバリゼーションにともなう生涯学習の現代的課題の検討」について、ユネスコ・EUにおける調査研究報告書などを入手し、移民労働者にたいする識字教育、グローバリゼーションのもとでの多言語・多文化教育の実態と問題について国際的動向の検討をおこなった。また、成人教育のレベルでの国際化への関心が成人教育の基本概念・基本用語の問題にどのような影響を及ぼしているかを比較研究の視点から検討し、その成果を東大教育学部紀要に発表するとともに、検討素材のひとつとしてユネスコの3カ国語(英語・フランス語・スペイン語)による用語集の訳出をおこない、東京大学教育学部社会教育研究室の共同研究として刊行した(科研費による助成を明記)。
日本の生涯学習・社会教育における国際化の具体的検討課題については、上記紀要で主として外国人労働者対象の識字教育・成人基礎教育の問題の検討、およびアジアの移民女性(労働者・農家における婚姻など)の福祉・文化的教育の問題を検討した。
地域社会の実態調査については今年度は準備調査の段階にとどまっており、岡山県のYMCA、福岡、長野県のボランティア団体などのヒヤリングなどを開始した。実態調査は主として次年度の課題となる。なお学校教育をふくめ、日本人を対象とする開発教育・国際理解教育の内容および推進主体の問題については主として共同研究者の田中が理論および現状の総括的検討をおこない成果として発表してた。これらをふまえて次年度にはより実証的な調査研究にとりくむ予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 佐藤一子、ほか: "社会教育の基本用語に関する検討-比較研究の視点から" 東京大学教育学部紀要. 第34巻. 333-361 (1995)

  • [文献書誌] 佐藤一子、ほか訳: "成人教育用語集(C.Titmus編、ユネスコ刊、1979)" 東京大学教育学部社会教育研究室刊. 3月刊行予定. (1995)

  • [文献書誌] 豊田千代子(浅谷): "女性の主体形成と女性学" 社会教育学・図書館学研究. 18号. 13-20 (1994)

  • [文献書誌] 鈴木眞理: "生涯学習まちづくりの意義と課題" 社会教育. 6-8 (1994)

  • [文献書誌] 田中治彦: "南北問題と開発教育" 亜紀書房, 246P (1994)

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi