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1995 年度 実績報告書

明治前蝦夷地(北海道)における鉄生産・鍛治の史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06451070
研究機関北海道大学

研究代表者

天野 哲也  北海道大学, 文学部, 助手 (90125279)

研究分担者 貞方 昇  北海道教育大学, 函館分校・教育学部, 助教授 (20116594)
渡辺 順  北海道大学, 理学部, 助手 (30000821)
石井 邦宜  北海道大学, 工学部, 教授 (00001214)
キーワード前近代製錬 / 鍛治 / 砂鉄
研究概要

函館市鉄山遺跡A地点で試掘トレンチをいれ、3m^2を調査した。その結果、スラグと木炭片の互層の下に製錬炉の底部と考えられる粘土・礫の分布をつかんだ。ここが製錬址であることはこれで明らかになった。刀子が共伴しており、時代は近世前の公算が強まった。来年度(最終年度)に構造を明らかにしたい。
下北では、猿ケ森1・2遺跡、脇野沢(桂沢)遺跡、高梨1・2遺跡、高橋川遺跡を踏査して、スラグなどの資料を採集し、地形略測図を製作した。とくに高梨2遺跡など標高200m前後の高所・山中に製錬址が立地するようになるのは、森林伐採を進めた結果、しだいに燃料確保の困難性が強まったためだと考えられる。収集した資料の分析を総合してこの点を中心に蝦夷地・本州北部の前近代製錬のあり方を解明してゆきたい。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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