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1995 年度 実績報告書

『玉塵抄』諸本共存部分の総合ア-カイブの作成

研究課題

研究課題/領域番号 06451076
研究機関青山学院女子短期大学

研究代表者

出雲 朝子  青山学院女子短期大学, 国文学科, 教授 (60084208)

研究分担者 豊島 正之  北海道大学, 文学部, 助教授 (10180192)
キーワード玉塵抄 / SGML / g-DTD / 照合順番
研究概要

1.東大本巻第六、八、十の入力。
「玉塵抄」の主要三写本のうち、校合のベースとして用いる東京大学国語研究室本の一部を、前年度同様に入力した。他巻に就ては、来年度に回した。
2.データ形式の洗練とSGML形式との連係
SGMLは、規格自体に文字コード関係に大きな欠点があり、特に漢字とその他の特殊記号を豊富に用いる我々のデータでは、厳密な運用が不可能である。
上記の結論は、既存のSGMLアプリケーションであるTEI及びHTMLの最新版の検討と、又、g-DTD(JIS素案)の方式の実装を試みた上で得たものであり、SGML専門家からも確認を得ている。
しかし、SGMLは、現在もっとも広く流通するマークアップ言語であるので、これを無視して独自の形式を策定するのは余りに無駄が多い。そこで、SGMLを実装用の下位表現として用いるための上位形式を策定し、SGMLを「低水準言語」として利用するためのトランスレータを実装して、間接的にSGML表現との連係を図る事とした。尚、これにより、印字出力のT_EX化も容易になった。
但し、外字問題が未解決であり、次年度の課題である。
3.索引の照合方法の洗練とJIS準拠
上記のデータ形式改訂に基づき、索引作成方法も変更した。又、所謂「五十音順」(語索引)「電話帳順」(漢字索引)に就ては、JIS X4051「日本語文字列照合順番」規格に基づいた実装を行なう事とし、日本語の特殊事情に特に配慮した。(関連論文、豊島)。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 出雲朝子: "中世末期における東国方言の位相-『鼠の草子絵巻』の絵詞をめぐって-" 国語と国文学. 72-11. 64-75 (1995)

  • [文献書誌] 出雲朝子: "キリシタン用語「実もなし」について" 日本近代化語研究. 2. 259-280 (1995)

  • [文献書誌] 豊島正之: "JISX4051日本語文字列照合順番規格の照合" 計量国語学. 17-4. 72-76 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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