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1995 年度 実績報告書

冷戦後の視座に立つドイツ亡命文学の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06451086
研究機関広島大学

研究代表者

島谷 謙  広島大学, 総合科学部, 助教授 (00243519)

研究分担者 古川 昌文  広島大学, 文学部, 助手 (60263646)
小島 基  広島大学, 総合科学部, 教授 (70116581)
好村 富士彦  東亜大学, 大学院・総合学術研究科, 教授 (80026806)
キーワードドイツ / 亡命文学
研究概要

各人の研究の深化に伴い、ドイツ亡命文学の多様性・多層性が明らかになりつつある。共同研究会では、好村・島谷・古川が報告を行い、亡命文学研究に新たな知見を加えた。好村はE.ブロッホの「非同時性」の概念を再評価し、亡命文学研究の理論的基礎の手掛かりを与えた。島谷はE.トラ-の初期作品がヒトラーの政権獲得以前にナチズムの本質的性格を剔抉した予見的反ナチ作品であることを明らかにした。古川はユダヤ系出版人S.シヨッケンのドイツ及び亡命先であるイスラエルとアメリカでの出版活動に関する報告を行なった。他に元京大教授野村修氏によって、ベンヤミンとアドルノの思想交流に関する従来の研究の空白部を埋める報告がなされた。各人は研究成果を論文の形に纒めつつあり、8年度の総合に向けての準備を進めている。(772字)

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 好村富士彦: "E.ブロッホの『マイスタージンガー』論稿を読む" 広島ドイツ文学. 10. 13-20 (1996)

  • [文献書誌] 古川昌文: "ショッケンとユダヤ亡命文学(1)" 広島ドイツ文学. 10. 53-66 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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