研究概要 |
いわゆる「国際化」とは何を意味するだろうか?我々を取りまく環境から見て,我々の活動が単に同じ学校、同じ地域、同じ国のみを相手にして行うことはもはやできない,またはそうすると自分が大きな不利益を蒙むることを予測して,自分達の研究や仕事が対外的にも価値を認めてもらうように説得する手段をもつことだ。「国際化」とは内外人を問わずに人と人との境界線をなくすことで,この目的にそって研究代表者である私は会員が本学だけでなく,他大学・諸研究所から参加する「ソシュール研究会」を組織し,これを維持した。 我々はこの二つの考えを研究の初年度に提示した。 1)研究のレベルが,世界的に発言できる程度に,十分高いこと 2)外国人にも理解できる言語で発信すること 私は近代言語学の父,ソシュール研究を源泉資料ににまでさかのぼって行い,国際会議に出席し,その発言内容は別項の論文集として発表された。国際的に発信する手段をもつために,欧文研究認FENESTRAを刊行し,今年度号は三月下旬に発行になる予定である。
|