研究概要 |
1 価格および付加価値部門が内生化される市場均衡を前提とする非線形多部門大気汚染物質最適制御モデルを構築し,大気汚染物質(SOX,NOX,CO2)の総排出量規制を制御するための最適汚染排出税率シミュレーションを日本について実施した(日本地域学界第33回年次大会で口頭発表)。 2 物質収支バランスを考慮した環境質制御モデルに基づいて,多地域多部門多交通手段動学的大気汚染物質制御モデルを構築し,これを台湾5地域に適用し,大気汚染物質(SOX,NOX,CO2)の総排出量制約の実行可能性,地域所得分配に対する影響等を解析した(第33回日本地域学界年次大会で口頭発表)。 3 物質収支バランスを考慮した非線形動学的エコシステム・プログラミング・モデルを韓国八堂湖水域を対象として特定化し,シミュレーション分析を行い,水質改善のための最適環境質制御政策を分析した(第33回日本地域学界年次大会で口頭発表)。 4 物質収支バランスを考慮した非線形動学的エコシステム・プログラミング・モデルを霞ヶ浦水域を対象として特定化してシミュレーション分析を行い,水質改善のための政府補助金,自治体補助金,使用者負担率などのシミュレーション分析を行った(『地域学研究』vol.26印刷中)。 5 都市住宅環境改善シミュレーションモデルを構築し,パイロットモデルについて土地保有税,固定資産税,譲渡税などの効果を分析した(『地域学研究』vol.26印刷中)。 6 付加価値部門が内生化される市場均衡モデルを構築し,外部不経済効果が存在する場合の社会的最適解を市場解として実現するための最適ピグ-式税金・補助金システムを導出し,最適所得再分配を求めた(Journal of Regional Science掲載決定)。
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