研究課題/領域番号 |
06451108
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
徳永 正二郎 九州大学, 経済学部, 教授 (30069702)
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研究分担者 |
濱地 秀行 九州大学, 経済学部, 助手 (10264011)
立石 剛 九州大学, 経済学部, 助手 (30253389)
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キーワード | ドル / 円 / アジア / 投資 / 貿易決済 / 金融 / 韓国 / 為替 |
研究概要 |
本年度は、(1)日本と韓国企業の海外投資・資金調達・貿易決済についてアンケートを含む実態調査を行うとともに、(2)日本、米国およびアジアNIES、中国、ASEAN諸国の生産、投資、貿易、金融、為替のデータを入手し、コンピューターによる計量分析を行った(後者については、計量手法やモデル構築で朱保華助教授の研究協力をお願いした)。本計量分析は、データを追加し、次年度にも継続研究をする。 (1)については、『貿易と関税』(日本関税協会発行)の11月号及び12月号、並びに『九州大学経済学研究』60号1.2合併号(立石論文)、同60巻5.6合併号(濱地論文)、九州大学大学院『経済論究』(89号、研究協力者山本論文)、並びに徳永著『アジアにおける円とドル-アジア経済成長の構図』(青木書店、7月刊行予定)として公表されたか公刊予定である。また、以上の成果は、国際経済学会関西支部総会(京都大学)及び金融学会西日本支部総会(久留米大学)で口頭発表をし、関心を集めた。 (2)についてはモデル構築とデータ分析を終わり、現在原稿として整理中である。確定稿は『経済統計研究』誌に投稿する予定である。 次年度は、本年の成果を踏まえて、統計データの分析を深めるとともに、アジア地域の産業的相互依存と国民経済建設との相関性、円の国際化とアジアにおけるドルの地位の変容について体系的にまとめる。
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