日本仏塔の建築技術、立地条件、造営過程と信仰形態に関する調査研究

1994 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 06451121
• 研究種目: 一般研究(B)
• 研究機関: 国立歴史民俗博物館
• 研究代表者: 濱島 正士 国立歴史民俗博物館, 情報資料研究部, 教授 (20156392)
• 研究分担者: 福原 敏男 国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助手 (20156805) ; 湯浅 隆 国立歴史民俗博物館, 歴史研究部, 助教授 (20150021) ; 阿部 義平 国立歴史民俗博物館, 考古研究部, 教授 (70150018)
• キーワード: 多重塔 / 多宝塔 / 伽藍配置 / 造営文書 / 勧進帳 / 境内絵図 / 参詣曼荼羅

研究概要

1.各自の研究分担にしたがって、下記の現地調査を行った。
イ.五重塔・三重塔・多宝塔の遺例24塔について、建築技術、伽藍配置、立地条件等を調査。
ロ.寺院跡や埋文センター等23ヵ所について、伽藍配置、立地条件、出土遺物等を調査。
ハ.寺院・神社や図書館等12ヵ所について、造営文書、勧進帳等を調査。
ニ.神社・寺院や図書館等15ヵ所について、参詣曼荼羅、境内絵図等を調査。
2.全員で遺例9塔と寺院趾3ヵ所の現地調査を行い、建築史学・考古学・歴史学・宗教史学の各立場から研究課題全体にかかわる問題を検討した。
3.寺院趾発掘調査報告書等から仏塔の遺跡・遺物に関する記録を抽出し、青森県から愛知県まで22県について228ヶ所をリストアップした。