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1994 年度 実績報告書

看護教育カリキュラムにおける精神看護学教育モデルの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06451129
研究種目

一般研究(B)

研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

武井 麻子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (70216836)

研究分担者 荻野 雅  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (60257269)
田上 三千佳  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (70227247)
稲岡 文昭  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40151568)
キーワードカリキュラム / 精神看護学 / 看護教育
研究概要

本研究は、わが国における精神看護教育の実態を明らかにすると共に、内容や方法について検討し、精神看護教育のカリキュラムモデルを提示することを目的としている。
本年度は、精神看護学教育モデルの基本理念を作成するために精神看護学教育についての国内外の文献を集め検討した。同時に来年度行う本調査の基礎資料を作成するため、わが国の看護系大学での精神看護学教育について、量的、質的に調査を行った。配置教員数、講義時間数などの精神看護学教育カリキュラムの外的構造については、看護系大学全校を対象に質問紙調査を行った。また講義内容、教育目的などの質的な面は、各看護系大学の精神看護学講義担当教員各7名を対象として面接調査を行った。
文献研究では特にアメリカやイギリスでの精神看護学教育の歴史と現状を検討し、さらに日本での精神看護学教育の歴史を振り返り、将来わが国がどの様な精神看護学教育を行うべきかの示唆を得た。
看護系大学を対象とした質問紙調査では精神看護学講義が他教科と独立して行われているところが多く(81.0%)講義時間数も平均72.2時間であった。また精神看護学講義担当教員も常勤で配置している大学が80.0%もあった。精神看護学及び精神科にIDENTITYを持つ教員は多いが、その専門分野および研究分野は多岐にわたり、よって講義内容も多様であった。しかし講義と関連しているはずの精神看護学実習の目的、目標はどの大学も大きな違いはなく、精神看護学教育と臨床での精神看護が解離している傾向がうかがわれた。
今後、さらに看護系短期大学、看護専門学校を対象として調査を行うとともに、看護基礎教育における精神看護学及びその関連科目の内容と方法の検討を行う予定である。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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