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1995 年度 実績報告書

大縮尺空中写真の判読による地理的景観の復元

研究課題

研究課題/領域番号 06451136
研究機関奈良女子大学

研究代表者

小方 登  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (30160740)

研究分担者 高田 将志  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (60273827)
出田 和久  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (40128335)
相馬 秀廣  奈良女子大学, 文学部, 教授 (90196999)
戸祭 由美夫  奈良女子大学, 文学部, 教授 (60032322)
武久 義彦  奈良女子大学, 名誉教授 (10031668)
キーワード空中写真 / 地理的景観 / 城下町 / 泥炭地 / 地すべり / 荘園 / 活断層 / デジタル画像処理
研究概要

奈良女子大学文学部地理学教室においては機関研究として科学研究費(一般研究B、研究代表者教授・武久義介)の交付を受け、昭和62・63年度に「空中写真による歴史的景観の分析手法の体系化に関する基礎的研究」を、平成2・3年度に「空中写真判読を中心とする歴史的景観の分析手法の確立」の研究を行いそれぞれ報告書を刊行した。さらに平成4.5年度において代表者・千田稔で科学研究費・一般研究Bの交付を受け「東アジアにおける歴史的都市の成立と系譜に関する地理学的研究」を刊行した。本研究は、これらの研究の延長線上に位置づけることのできるものであり、これまでの空中写真の活用をさらに進めて、大縮尺空中写真の判読を通した地理的景観の復元をめざしたものである。
具体的な研究内容としては、自然景観に関しては、相馬が泥炭地にみられる微地形、高田が十津川上流域の崩壊・地滑り地形、奈良盆地東縁の活断層沿いの微地形の研究を行った。
人文分野においては、佐野が潅概水路や水利開発とその微地形との関係、山近が古代藤原京の運河的水路、武久が交通路に関わる特徴的映像、出田が宇佐や豊後高田の中世の居館跡や村落の歴史景観、戸祭が鳥取などの近世の城下の堀や特徴的な囲郭の研究を行った。小方は大縮尺空中写真をスキャナー入力してデジタル化し、画像解折手法を用いて判読の自動化を試みる研究も行った。
以上のような研究成果を用いて、報告書「大縮尺空中写真による地理的景観の復元」にまとめ、刊行した。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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