研究概要 |
平成7年度は,前年度の情報教育に関する教授・学習調査をもとに,年間を通じての学習状況調査を行い,その結果を解析し,学習の可能性を検討した。 (1)情報活用に関する教授・学習過程の年間調査 小,中,高等学校の研究協力校,教師に依頼し,情報活用に関する授業実戦結果(報告)を収集し、その学習状況を調査し各教材の視点で共通した応報活用の機能を整理し、これらのカルキュラム構成を基礎資料を作成した。 (2)教授・学習過程の解析 各教科の基礎となる共通した情報活用に関するカリキュラムを構成し、各実験校で得られた調査データを岐阜大学カリキュラム開発研究センターの教育情報処理装置を用いて、その学習過程の分析を行い、その結果からクロスカリキュラム等で集中した情報活用に関する学習を進め、他への適用を図るためのカリキュラム基礎の検討資料を作成した。 (3)情報活用の小,中,高等学校での学習の可能性の分析 小学校1年生から,高校生までの情報活用(コンピュータ処理も含め)の実践事例約1500件を収集して、そのデータベースから、学校教育での情報活用に関する教育の可能性を分析・評価した。
|