研究課題/領域番号 |
06451150
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研究機関 | 国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
松本 廣 国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 研究室長 (60229565)
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研究分担者 |
中野 泰志 国立特殊教育総合研究所, 視覚障害教育研究部, 研究員 (60207850)
柴田 望洋 福岡工業大学, 情報工学科, 助教授 (80222032)
小孫 康平 国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 主任研究官 (60260022)
柴山 盛生 国立特殊教育総合研究所, 総合企画調整官 (70170909)
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キーワード | 情報ネットワーク / アクセシビリティ / 障害児・者 / 特殊教育 / 情報機器 / 情報教育 |
研究概要 |
現在、当研究所内にはLAN(イーサネット)が布設されているが、メインフレイムの端末として利用する形態であり、また障害児・者が自ら操作できるユーザーインターフェース(操作環境)を利用して研究所内の情報ネットワークにアクセスできるように構成されていない。 そこで今年度は、パソコンをネットワークサーバーとして機能させ、研究所内のイーサネットを介して小規模なネットワークを形成した。このネットワークには、障害児・者の障害の状態に対応できる用開発した入力インターフェースを利用した端末コンピュータを接続した。 今年度は、試験的に上肢運動機能障害児にネットワークのアクセスをお願いした。 上肢運動機能障害児が利用した入力インターフェースは、「1〜3点入力スイッチ」や「大型ひらがなキーボード」であった。これらを使用すると、障害がある児童生徒がネットワークにアクセスが可能であることが分かった。しかし、さらに利用するアプリケーション・ソフトウェアに応じた入力インターフェースの工夫が必要なことが分かった。 次年度はこの課題とともに、点字入力装置と文字読み上げ装置を使用した視覚障害児用インターフェースを作成し、視覚障害児・者にも試用していきたい。また、障害障害児・者のメインフレイムの端末の利用も実施したい。
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