研究課題/領域番号 |
06451154
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
梶 外志子 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70134765)
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研究分担者 |
澤田 利夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, センター長 (40000062)
中村 直人 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (20201676)
清水 美憲 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90226259)
杉山 吉茂 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50014816)
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キーワード | 数学教育 / 実践情報 / 検索 / シソ-ラス / キーワード(辞書) |
研究概要 |
(1)情報整理システムの開発 昨年に引き続き「数学用語に関するシソ-ラス案」に、教育課程、指導法に関する数学教育用語を追加し、実際に使う立場から見直し、シソ-ラス案の充実をはかった。二次文書の作成については、直接ワープロやパソコンに1件1文書として一次情報の内容を入力し、フロッピ-ディスクに登録した(これを二次文書という)。著者名、題目、発行年月日など機械的に入力できるものはアルバイトでもよいが、要約及びキーワード付けは難しく、専門家の協力が欠かせない。今年度は、この問題を解消する1つの方法として、全文書(一次情報)をスキャナーでコンピュータに入力しOCRソフトを用いてテキスト文書として登録することにした。したがって、光ファイル(リコ-のRIFIE6400)がなくても、パソコンのハードディスクやMOなどに一次情報を保存することができる。仕事の能率はパソコンとスキャナーの性能と台数、アルバイトの人数に依存する。この方法に切り替えたおかげで、今年度は、かなりの量の一次情報を整理することができた。しかし、イメージデータは容量が巨大になるため一次情報をどのようなメディアに如何に保存するかが問題点として残る。また、OCRのソフトは日本語の場合まだ誤認識が多く、その修正を含め、データ入力に時間とお金がかかる。つねに最新のデータを入力していくには、この点をどう解消するかが一番の問題である。 (2)情報検索システムの開発 検索方法については現在検討中である。全文書検索にすればキーワードをつけなくても検索が可能であるが、1件の文書が長かったり、検索件数が多いと時間がかかること(これはパソコンの能力、及び、検索方法に依存する)、不必要なデータまで拾ってしまい必要なデータの絞り込みが困難になること、「乗法」で検索すると、「かけ算」が落ちてしまうなどの問題点があるので、キーワード付けとキーワード辞書の作成はなんとしても必要である。これについても引き続き検討中である。
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