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1996 年度 研究成果報告書概要

理科教材の認知的評価方法の開発と現場教材の実施評価

研究課題

研究課題/領域番号 06451156
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育
研究機関上越教育大学

研究代表者

戸北 凱惟  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20018659)

研究分担者 西川 純  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80218130)
研究期間 (年度) 1994 – 1996
キーワード理科 / 認知 / 評価 / SYMBOLIC DISTANCE EFFECT
研究概要

本研究では、理科教材改善の手法として、客観的評価方法を開発することを目的としている。特に、従来行われていなかった、生理反応等を利用した認知的評価方法に注目した。本研究では、認知的評価方法の成立根拠をあきらかにし、さらに実態調査によって、その具体的な方法を開発した。
実態研究においては、情意領域における象徴的距離効果を中心に調査した。距離効果とは、ある一対を選択する時間は、その選択する次元における距離に逆比例する現象である。その次元は抽象的な場合、象徴的距離効果と呼ばれる。この現象を用いることによって、本来測定できない心的な次元を、反応時間によって客観的に測定することが可能となる。本研究における被験者は小学生である。事前調査によって、児童が一般的に知っており、かつ、好嫌度において特徴的な動物(ゴキブリ、鳥等)を選択した。第一調査において、彼に一対の動物を提示する。そして彼らは、その一対の中でより好きな方の動物を選択するよう指示された。その選択は、一対のボタンを押すことによって行われる。好きな方の動物を選択する反応時間は、その一対の動物の好嫌度の違い(ステップ)の逆比例した。第二調査においては、彼らの反応時間を2回測定した。1回目は解剖実験の前に測定した。2回目は解剖実験の後に測定した。実験を経験したことによる好嫌度の変化は、反応時間の変化として現れた。その結果、一般的には、一度解剖実験を行った対象に対しては興味を失う。しかし、一部児童は逆に興味を持つようになり、多様性が見られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西川純,加藤亮男: "象徴的距離効果を用いた関心意欲の測定についての研究" 日本教科教育学会誌. (印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 1999-03-09  

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