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1994 年度 実績報告書

日本語学習者の文の予測能力に関する研究及び読解力・聴解力向上のための教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 06451159
研究種目

一般研究(B)

研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

水谷 信子  お茶の水女子大学, 人文科学研究科, 教授 (90190644)

研究分担者 本郷 逕子  お茶の水女子大学, 人文科学研究科, 助教授 (60238805)
長友 和彦  お茶の水女子大学, 人文科学研究科, 助教授 (60164448)
平田 悦郎  お茶の水女子大学, 人文科学研究科, 教授 (50189833)
キーワード予測能力 / 予測文法 / 日本語学習者 / 読解 / 聴解 / 日本語教育 / 教材開発
研究概要

予測能力に関する基礎研究の結果、特に、予測文法能力として、次のような知見が得られ、論文にまとめた。
1.日本語母語話者は、かなりはやい段階で、その述語の形態(名詞文、形容詞文、動詞文といった文の種類)・表現内容(ある対象の性状描写の文か、出来事や動作を述べた文か等)及びテンスを予測する。
2.「名詞+助詞」「名詞+助詞」という連なりから、一定の動詞が予測される。その際、それぞれの名詞同士の関係のあり方が動詞の予測に影響を与える。
3.上の2でなされた予測は、さらにつぎの「名詞+助詞」が加わっても、そのまま受け継がれる。
4.助詞「が」が、出来事や動作の述語、過去の時制、連帯修飾の内の関係を予測しがちなのに対して、助詞「は」は、状態述語、非過去時制、連体修飾の外の関係を予測しがちである。
5.「は」が引き金になって、「は」の付く名詞句が、その節を越えて、次の節の主語になることを予測させるだけでなく、談話のトピックとして、次の文の主語になることを予測させる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 池上,内田,大野,長友: "予測文法研究(1)-「が」と「は」の予測機能について-" 言語文化と日本語教育. 9. (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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