天の川領域に隠れた銀河分布の大規模構造を明らかにするために、 1)銀経0度から140度までのIRAS銀河の探査を終え、OAOでの視線速度測定の結果も含めて発表する準備をすすめている。この領域での主な近傍大規模構造として局所空洞の特徴が明らかになった。 2)分子雲の背後にあって、可視光では‘見えない'IRAS銀河候補の近赤外線による検出をOAOで行い、約10個の銀河を発見した。また、水素原子21cm輝線による銀河の探査をナンセイ電波電波天文台で行い、近傍の特異銀河を発見した。これらの報告は準備中である。 3)本研究費で購入した特殊顕微鏡を用いて、銀経15度から40度の天の川領域にある銀河の探査をすすめ、これまで約5000個の銀河を新たに検出した。
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