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1994 年度 実績報告書

高い線型性を持つ光検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06452031
研究機関大阪大学

研究代表者

山中 卓  大阪大学, 理学部, 助教授 (20243157)

研究分担者 羽澄 昌史  大阪大学, 理学部, 助手
瀧田 正人  大阪大学, 理学部, 助手 (20202161)
幅 淳二  大阪大学, 理学部, 助手 (60180923)
長島 順清  大阪大学, 理学部, 教授 (90044768)
キーワード光検出器 / 線形性
研究概要

まず、高い線形性を持つ新しい光検出器の候補を浜松ホトニクス社と検討した結果、電子打ち込み型のフォトダイオード、電子打ち込み型のアバランシフォトダイオードは、そしてメタルパッケージが有力となった。電子打ち込み型の(アンバラシ)フォトダイオードは、光電子増倍管と同じようにフォトカソードを持ち、そこから出てきた光電子を高い電圧で加速し、フォトダイオード、もしくはアバランシフォトダイオードに打ち込むことにより、高い増幅率を得るものである。また、メタルパッケージと呼ばれるものは、エッチングによって金属に多数の特殊な形のスリットを開けたものを作り、これをダイノードとして、短い間隔で重ね合わせたものである。これはダイノード間の距離が短いために高い電場を作ることが可能であり、従って線形性も良くなると考えられる。
現在、こうした新たな型の光検出器が製作されている。
線形性を0.1%の精度で測る装置の開発も行った。これは、統計量を増やすために、光量の大きい発光ダイオードを8個用い、2個ずつ光らせた時の光検出器の出力と、8個全部光らせたときの出力の比を、光量の関数として測定することにより、線形性を求める。現在まで、光源の開発、光量調整の機能は作り上げ、回路の検討を行っている。
今後は、線形性の測定装置を完成させ、線形性に優れたファインメッシュ型の光電子増倍管などを用いて装置の評価を行った後、できあがってくる新たな光検出器の線形性の測定を行う。その上で、必要な改良を加えていく。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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