研究課題/領域番号 |
06452033
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研究種目 |
一般研究(B)
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
佐々木 宏 高知大学, 理学部, 教授 (80036566)
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研究分担者 |
中村 亨 高知大学, 理学部, 助手 (90243815)
大盛 信晴 高知大学, 理学部, 助手 (10117004)
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キーワード | Nuclearite / 海底電磁波 / ELF電磁波 / VLF電磁波 / ボールアンテナ |
研究概要 |
8月末には、主要な設備である、コマンダーとトランスデュサー・リリーサーが納品される予定であったが、当初購入予定としていた製品が近い将来製造中止になるとの情報が入り、別の同等品の購入に時間がかかった。これをうけ、9月に予定していた、コマンダーとトランスデュサー・リリーサーの性能テストを12月に行い、予定どうりの性能を持つことを確認した。同時に、陸上用の大気電磁波観測装置を作成し、宇佐にある本学海洋研究教育センター屋上に設置し、今まで未確認であった、大気中でのELF/VLF自然電磁波の海中と陸上の同時観測を行った。現在、解析中であるが、海水中での浮上用のリリーサーをつなぐロープの振動及び海面の波の影響が、1Hz〜10Hz領域でかなり大きく出ることが判明した。また、同時にすすめているDATを用いたデータの長時間記録装置の製作は、設計・改良がおわり、制作中である。深海用ガラスハウジングに納める形のループアンテナの試作も行い、大気中での観測を行った。現在解析中であるが、感度向上のための対策を立てる必要があることが判明した。以下に今後の予定を述べる。 (1)3月末に、海上の条件が良い時を選び、水深100m,600mでの観測を行う。 (2)4月にこれらのデータ解析を行う。 (3)結果は、プレリミナリーではあるが、8月末に予定されているローマ宇宙線国際学会で発表する。
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