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1994 年度 実績報告書

熱中性子スピンエコー方法による物性中の集団励起寿命の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452053
研究機関東京大学

研究代表者

加倉井 和久  東京大学, 物性研究所, 助教授 (00204339)

研究分担者 西 正和  東京大学, 物性研究所, 助手 (90156034)
門脇 広明  東京大学, 物性研究所, 助手 (70194876)
遠藤 康夫  東北大学, 理学部, 教授 (00013483)
キーワード中性子散乱 / スピンエコー実験法 / 集団励起寿命
研究概要

今年度は研究実施計画にもある様に熱中性子スピンエコー装置のハード及びソフトの設置に重点が置かれた。ハード的にはOFS成着磁場コイルと高精度定流電源及び偏極中性子のオプティクスを制御する多数の磁場コイル(補正コイル、フリップ磁場、ガイド磁場)及び10^<-4>級の定流電源が高性能偏極中性子分光器PONTAに設置され、調整された。また新しく開発されたスパイラル修正コイルも設置、調整された。ソフト関係ではこの多数のコイルを制御するプログラムが分光器制御用プログラムに加えられ、その稼働がテストされた。その結果、direct beamの実験スピンエコーのシグナルが観測され、その偏極度が90%に達することが確認された。そして、性能チェックとしてpara terphenyleの試料における構造相転移に伴うcritical slowing downを観測し、従来の結果を再現するとともに、この分光器のエネルギー分解能が14meVの入射エネルギーを持つ中性子を使用するにもかかわらず、約1μeVに達する事(ΔE/E_i〜10^<-4>!)が確認された。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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