研究概要 |
(1)局在的で非平衡な原子系のダイナミックスを追跡できる原子間相互作用ポテンシャルの表式化法について検討を加え, ・Al単体系について,第1原理解析,有効媒質法(EMM),埋め込み原子法(EAM),それぞれの特質を界面,表面構造の動的特性評価を通じて検討した. ・AlNセラミックスについて,第1原理分子軌道解析に基づくモデルポテンシャルの表式化法を検討し,得られた結果を分子動力学法による熱的,力学的特性評価応用して有効性を実証した. (2)原子拡散過程の欠陥構造依存性を,主としてFCC銅について検討を加えた.外力,特に結晶界面に垂直な方向の引張り力の作用下で拡散が活性化され,加えられたひずみエネルギが開放される結果を得た. (3)単原子系の金属に溶融状態からの急冷によって生じるアモルファス状態について,種々の構造因子を調べると共に,外力下の変形特性を解析し,近距離秩序特性が力学特性に及ぼす影響について検討を加えた.
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