研究課題/領域番号 |
06452178
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
馬場 弘 北見工業大学, 工学部, 助教授 (50003190)
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研究分担者 |
遠藤 登 北見工業大学, 工学部, 助手 (20232994)
金山 公夫 北見工業大学, 工学部, 教授 (30003164)
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キーワード | 分光日射量 / 波長 / 日射スペクトル / 全天日射量 / 直達日射量 / 太陽高度 / 大気懸濁度 / アルベド |
研究概要 |
1994年8月から1995年1月迄の測定によって明らかになった結果は、以下の通りである。 1.晴天時における全天日射量のスペクトル分布の時刻変化は、ピーク波長約0.5μmで分布の形状はほぼ相似形で全天日射量に対応して変化する。このとき、時刻変化に伴う太陽高度の変化が大きく影響することを明らかにした。 2.晴天時における法線面直達日射量のスペクトル分布の時刻変化は、時刻変化に伴う太陽高度の変化に伴って、ピーク波長が0.5〜0.7μmまで変化する。分布形状は0.3μmからピーク波長迄の短波長域において太陽高度に応じて大きく変化するが、ピーク波長より長い波長域ではあまり大きな変化は見られない。これはBirdの日射モデルとも一致する傾向を示す。 3.晴天時の全天日射量および法線面直達日射量について、日射量が0〜1000W/m^2の範囲で100W/m^2毎の平均スペクトル分布を示した。 4.全天日射量のスペクトル分布は直達日射量がある晴天時と直達日射成分が無い曇天時とではその分布形状が異なる。曇天時のスペクトル分布は0.5μmを中心とした短波長域に偏った分布を示す。 5.全天日射量に関するスペクトル分布は、そのピーク値で規格化することによって種々のランクのスペクトル分布をその平均値に対しておよそ±17%の誤差で推定する事が出来る。 6.カットオフ波長を0.3〜1.0μm迄0.1μm毎に変化させた場合、波長帯別日射エネルギーと全天日射量の比は、全天日射量が200W/m^2以上であればほぼ一定の値を示し、200W/m^2以下であれば曇天時には減少し晴天時にはほぼ一定の値を示すと言う傾向が明らかになった。 7.Birdのモデルとの比較、可降水量、大気懸濁度、アルベド等より詳細な検討は平成7年度に行なう。平成6年度の結果は、太陽エネルギー学会(H6.12)および日本伝熱シンポジュウム(H7.5)で発表した。
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