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1994 年度 実績報告書

自律協調型データベース処理のシステム構成法とアクセスのセキュリティに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452246
研究機関早稲田大学

研究代表者

小松 尚久  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (30195846)

研究分担者 西川 博昭  筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (60180593)
キーワード自律協調 / データベース / セキュリティ / 個人認証 / 筆者照合 / 話者照合 / ルーティングアルゴリズム / データ駆動システム
研究概要

自律協調型データベースアクセスのセキュリティ(小松)
アクセスコントロールに着目し、人間の身体的特性として、筆跡および音声を用いた個人認証アルゴリズムの基礎的検討を行なった。本研究の特徴は、身体的特性から個人性を反映するカテゴリを抽出し、このカテゴリに重み付けを施して、テキスト非依存型の本人照合方式を提案することにある。筆者照合に関しては、漢字を対象として字種に依存しないカテゴリを抽出でき、重み付けによる照合精度の向上を確認した。また、話者照合に関しては、日本語の母音を一つのカテゴリとした基礎検討を行ない、ベクトル量子化を用いて母音の抽出と話者照合を行なうアルゴリズムを提案した。より適切なカテゴリの分類、重み付け等とともにシステムへの適用法が課題として残されている。
(2)分散協調型データベース処理システム(西川)
(1)履歴依存性を許すデータ駆動スキーマの副作用検出手法:ソフトウェア生産性の向上と高い並列処理能力の実現を目的とし、履歴依存性を含むデータ駆動原理を図的言語を用いて表現する高度並列処理の検討を行なった。
(2)ストリーム指向データ駆動システムにおける自律負荷制御方式:流れ処理概念によるデータ駆動プロセッサの特徴を最大限に活用した負荷分散的実行により、超高速ストリーム処理を実現するための自律的負荷制御方式について検討を進めた。
(1),(2)については、次年度も引き続き検討を進める。
(3)自律協調方式(小松,西川)
分散データベースネットワークにおけるルーティングアルゴリズムに関する基礎的検討を行ない、特にルーティングテーブルの構成法に関する考察を中心に進めた。次年度は孤立適応型アルゴリズムの提案に結びつけるべく検討を進める。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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