• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 研究成果報告書概要

統計的動画像処理の並列高速アルゴリズムの開発と画像計測における動画像処理への応用

研究課題

研究課題/領域番号 06452254
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関京都大学

研究代表者

小倉 久直  京都大学, 工学研究科, 教授 (50025954)

研究分担者 高橋 信行  滋賀県立大学, 国際教育センター, 助教授 (70206829)
宮城 茂幸  京都大学, 工学研究科, 助手 (20273469)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
キーワード白色度 / 非因果性モデル / ドリフト動画像 / 逐次直交法 / スペクトル推定 / テキスチャ解析 / 標的検出 / 波状不規則画像
研究概要

動画像を3次元一様確率場として取り扱い,動画像の確率モデルの推定方法の開発およびその応用を行なった.
1.ドリフト動画像モデルへの応用
非因果性モデルと時系列ARモデルを組み合わせることにより,定常動画像に対するモデル推定が可能であるが,この方法をドリフト動画像へ応用することが可能になった.
2.準逐次直交法の提案
実際の動画像では,単に非因果性モデルと時系列ARモデルを併用するだけでは十分な白色化が得られないことがある.これを改善する方法として,時系列解析における逐次直交法を動画像モデル推定に応用しほぼ完全な白色化フィルタを推定する方法を提案した.あらかじめ空間白色化フィルタを適用した後本法を適用するが,このとき白色化が不十分であれば繰り返し準逐次直交法を適用でき,より精度の良い白色化フィルタを得ることができる.
実画像のスペクトル推定
推定されたモデルを実画像のスペクトル推定に応用した.またドリフト動画像処理においては空間相関関数を利用したドリフト速度推定も行なえることを示した.
テキスチャ解析への応用
静止画像および動画像に対する非因果性モデルを標的検出,テキスチャ境界の検出等への応用を試みた.その結果動画像処理により検出感度が向上することを確認した.
双峰スペクトル型画像のモデル
スペクトル推定に関して新たに双峰スペクトル型の不規則画像に対するモデル推定を行なった.その結果二つのスペクトルピークを持つような波状不規則画像に対するモデル推定が新たに可能となった.これらの結果はさらに波状動画像への応用が考えられる.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 宮城茂幸: "非因果性モデルに基づく不規則動画像の確率モデルの推定" 電子情報通信学会論文誌A. J79-A,No.1. 115-124 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 宮城茂幸: "逐次直交法による動画像の時空間白色化フィルタの推定と標的検出" 電子情報通信学会技術研究報告. SANE94-84. 57-64 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 宮城茂幸: "不規則動画像中の標的検出" 電気学会 光応用・視覚研究会. LAV-94-2. 9-18 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] S.Miyagi: "Estimation of Stochastic Model for Random Moving Image by means of Noncausal Model" IEICE. Vol.J79-A,No.1. 115-124 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.Miyagi: "Estimation of Spatio-temporal Whitening Filter for Moving Image by means of Sequential Orthogonalization Method and its Application to Target Detection" IEICE Tech.Rept.SANE94-84. 57-64 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S.Miyagi: "Detection of Targets in Random Moving Image" The Institute of Electrical Engineers of Japan, Technical Report. LAV-94-2. 9-18 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1997-03-04  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi