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繊維強化複合材料の「繊維の引き抜け、架橋、界面剥離、クラック形成などのメゾスケール力学事象と界面構造の関係の定量化」と「材料内部の各所で統計的ばらつきをもって生じるこれらメゾスケール力学事象と材料全体の巨視的応答の相関評価」を体系的に記述できる界面メゾメカニクスの開拓を目的として、モデリング、シュミュレーションおよび実験的研究を行った。
本研究では、
*界面層の破断によるモードIタイプのクラックの形成とその繊維への伝播機構、
*界面剥離によるモードIクラック進展のエネルギー解放率の低減機構、および、
*複合材中で生じる繊維の引き抜け、架橋、界面剥離、クラック形成などのメゾスケール力学事象の集積機構の解明とモデル化、
*界面が関与するメゾ事象間の相互作用とマクロ特性の相関記述法の開拓、
*材料内部の各所で統計的ばらつきをもって生じるこれらのメゾスケール力学事象の記述へのモンテカルロシミュレーションの応用と実験結果の再現
など、数多くの成果をあげることができた。
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