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1994 年度 実績報告書

実構造供試体と数値モデルを連成させたハイブリッド動的試験システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452352
研究機関九州大学

研究代表者

香川 洸二  九州大学, 工学部, 教授 (00253500)

研究分担者 前田 正広  九州大学, 工学部, 助手 (70173713)
安澤 幸隆  九州大学, 工学部, 助教授 (10191123)
キーワード試験システム / 動的試験 / ハイブリッド / CAT / 複合システム / 模擬試験法 / 非線形特性 / コンピュータ シミュレーション
研究概要

数値解析困難なる実構造の供試体と、コンピュータでシミュレーションされる数値モデルとの間の相互干渉を、実時間で試験するシステムの基礎研究を行い、船舶への適用法を明らかにすることが本研究の目的である。このために、複合構造システム全体を、数値モデルの部分と、実構造部分に2分割して、数値モデル部分をコンピュータでシミュレーションし、その出力を実構造部分の供試体に対する試験装置に入力して、実構造供試体の応答を求め、その応答出力を数値モデルに対する入力とすることによって、両構造間の相互干渉を模擬し、複合システムに対する解析的検討と実験的検討の統合を行って、実際に近い状況を再現することを計画した。これができれば、構造材料特性が不詳な構造や、強度の非線形特性構造など数値解析が容易でない構造体を包含する複合構造システムの応答特性を求めることが可能となる。
初年度の目標を、本試験システム基本コンセプトの実証においた。この目標を達成するための基礎的研究として、試験対象は連続弾性体とばね質点系との連成振動系とし、一方をコンピュータシミュレーションされる数値モデルに、他方を実構造供試体とした。試験システム計画に沿って、アクチュエータ等の備品の購入・整備を行うと共に基礎試験用の実験装置の設計・製作・組立を実施した。
試験システム開発計画を策定し、基礎試験用ソフトを開発した。
弾性連続体とばね質点系による基礎試験を実施した結果、本試験システムの基本コンセプトを検証することができた。また、試験精度の向上のために諸検討を実施した結果、計測器の位相精度が最も重要であることが明らかになった。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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