| 研究課題/領域番号 |
06452358
|
|---|
| 研究機関 | 東京大学 |
|---|
研究代表者 |
登坂 博行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90188748)
|
|---|
| 研究分担者 |
増本 清 東京大学, 工学部・総合試験所, 助手 (00238916)
徳永 朋祥 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (70237072)
小島 圭二 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00011099)
|
|---|
| キーワード | 地殻 / 水理解析 / 多相流れ / シミュレーション / 長期予測 |
|---|
| 研究概要 |
本年度の研究内容、および得られた結果は次の通りである。
(1)シミュレータ入出力系の作成、およびパ-フォーマンスチェックと改良
前年度までに作成した多成分多相型統合水理シミュレータを様々な問題に適用し、プログラムコードの修正、挙動チェックを行い、適用性の改良(特に、大規模問題のデータ入出力関係の整備、3相流れにおける収束性の改良、数値分散の逓減手法)を行った。
(2)岩石に対する化学種の吸着・脱着、濃度拡散に関する実験と定式化
地下水中の溶質移動のモデル化の妥当性を検討するため、塩水による一次元実験を行った。特に、流速変化による機械的拡散(混合)の変化を計測し、その実験結果からシミュレータの再現性を確かめた。また、有機塩素系溶剤(トリクロロエタン)の多孔質体内2相移動に関し実験を行い、多相パラメータの定量化を図った。
(3)実地域の地質、水文、物性データ収集、および広域水理モデルの作成とケーススタディ例題となる地域の地質、水理、物性データを取得すると共に、実地域の三次元格子システムを作成し、メッシュポイントのデジタイズ、物性データ、河川・雨量データ、の用意を行った。
|
