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1996 年度 実績報告書

鉄砲水の発生、流下機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452362
研究機関京都大学

研究代表者

水山 高久  京都大学, 農学研究科, 教授 (00229717)

研究分担者 小杉 賢一朗  京都大学, 農学研究科, 助手 (30263130)
大手 信人  京都大学, 農学研究科, 講師 (10233199)
小橋 澄治  京都大学, 農学研究科, 教授 (40026604)
キーワード鉄砲水 / 土石流 / 砂防 / 天然ダム
研究概要

かつて山地渓流から急激に水、土砂が流出してくる現象は、鉄砲水と呼ばれたが、最近では土石流に関する研究の進展とともにこれらは土石流であるとされている。しかし、災害調査をおこなっていると土砂濃度が低くく、鉄砲水と呼ぶほうがふさわしいと思われる現象に遭遇する。本研究は、鉄砲水の水理学的な特性と発生機構を解明することを目的としている。鉄砲水の急激な流量供給形態としては、崩壊発生と小規模な天然ダムの決壊が考えられる。そこでこの2つについて現地観測、室内実験、水路実験、現地実験をおこないそれぞれの場合の鉄砲水発生機構を明らかにする。
当該年度においては
・基礎的な水路実験を行い流動機構を検討した。
・平成7年7月長野県において発生した土石流災害および、平成8年12月に蒲原沢で発生した土石流、鉄砲水災害の資料の分析を行った。
・芦生演習林に設定している試験流域における流量観測を継続した。
・実験により、崩壊に伴う流量供給機構をモデル化して鉄砲水発生を説明した。
・また、崩壊によって形成され、短時間の内に決壊する天然ダムによる鉄砲水発生の機構を水路実験で明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 内田太郎ほか: "パイプ流が斜面安定に与える影響" 水文・水資源学会誌. 9、4. 330-339 (1996)

  • [文献書誌] 内田太郎ほか: "谷頭部における飽和地下水帯の形成とパイプ流量の関係" 日林論. 107. 359-360 (1996)

  • [文献書誌] 原田一哉ほか: "平成7年7月の姫川における土石流,鉄砲水" 平成8年度砂防学会研究発表会概要集. 267-268 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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