研究概要 |
曲がり管を用いたバイパス流の水理特性の実験を行い (1)曲がり管の内側と外側の水圧差は,本実験の範囲内では管内の流量の計測が可能である。すなわち,伊藤が示した式中の係数が一定である。 (2)曲がり管の内側と外側を結んだバイパス流の水理特性の解析モデルを与え,それを用いて設計に必要な実験データを効率よく得ることができる。 また,マイクロかんがいシステムの水利設計に関する研究については,ラテラル管の流入口において,水頭と流量の関係が数次の近似式で制度良くあらわされることを見出し,それを有限要素法を用いた解析に利用した。その結果ラテラル管をエミッタのように扱うことが出来るようになり,サブメインに沿う圧力分布がわかる。その後ラテラルラインに沿う圧力分布は,従来のバックステップ法やフォワードステップ法などの簡単な方法で容易にもとまる。 また,エミッタの数に関係なく簡単で正確に且つ迅速に解けるようになった。 さらに,スプリンクラを用いた降灰を用いた降灰除去に関する研究では,鹿児島県で,ハウス上の火山灰を省力的に排除する方法を研究した。
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