WWWのホームページは、インターネット上でハイパーテキストを構成しており、利用者はポインタをたどることによって、容易に情報を検索することができる。その反面、情報の所在を見つけるには、目的とするページのURLアドレスを知っていなければならず、これが大きな課題であった。 これに対して、本年度の研究では、インターネット上のWWWのホームページを全て自動的に探し出して一覧を作り、これをキーワード検索で自由に検索できるサーチエンジン(千里眼)を開発した。 千里眼は、WWWのページ間のポインタをたどることによって、日本国内の全てのページを探す。この探索によって、現在国内には約5000のWWWサーバが存在することが分かった。探索には、約10時間を要する。 千里眼はそれ自身WWWのページとして一般のサービスに供されているが、現在毎日約1万件以上のアクセスがあり、日本の代表的なディレクトリとしての位置を確立した。
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