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1994 年度 実績報告書

自然言語音声を利用したマルチモーダルなマン・マシンインターフェースに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06452401
研究種目

一般研究(B)

研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

中川 聖一  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (20115893)

研究分担者 山本 幹雄  豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (40210562)
井上 克己  豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (10252321)
キーワード音声入力 / タッチ入力 / マルチモーダル / 音声認識
研究概要

タッチパネル入力と音声入力を併用したインターフェースの第一バ-ジョンを作成し、評価を行ない、問題点を洗い出した。
音声認識は非常に計算量の多い複雑な処理を必要とするが、近年の小型計算機の高速化によって、リアルタイムの音声認識が可能となりつつある。本研究ではリアルタイムで音声認識が可能なように、本研究室で開発している連続音声認識システムをさらに高速化する方法を考案し、実験により実証した。本年度はこの新しい音声認識法とタッチパネル入力を統合化し、計算機上で図形を移動するタスクを用いて評価した。
被験者は6名で、次の3通りの入力法を比較した。
(1)タッチパネル入力による方法(コマンドをメニューとして表示し、タッチ入力によりコマンドを選択する方法)
(2)音声入力のみによる入力方法(こちら、これ、とかの指示代名詞は使用できない)
(3)音声入力とタッチパネル入力の組み合わせ法
実験結果、及び被験者の使用後のアンケート結果により、以下のことが明らかになった。
(1)入力時間は、タッチ入力、組み合わせ入力、音声入力の順に早い。
(2)入力法の習得容易性は、タッチ入力、音声入力、組み合わせ入力の順であった。
(3)使い易さは、タッチ入力と組み合わせ入力が同等で、音声入力は使い難い
(4)面白さ、将来性に関しては(音声認識速度や精度がさらによくなれば)、組み合わせ入力、音声入力、タッチ入力の順で良い。
(5)自由に思い通りにコマンドが入力できる方式としては、組み合わせ入力、タッチ入力、音声入力の順であった。
以上により、認識精度がもう少し改善されれば、組み合わせ入力(マルチモーダル入力)が一番良いという結果が得られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中川聖一: "音声と直指操作による入力インターフェース" 電気学会論文誌. 1140-C. 1009-1017 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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