研究課題/領域番号 |
06452437
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
兒玉 裕二 北海道大学, 低温科学研究所, 助手 (70186708)
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研究分担者 |
瀬古 勝基 名古屋大学, 大気水研, 助手 (70196971)
石井 吉之 北海道大学, 低温科学研究所, 助手 (40222955)
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キーワード | 雪渓 / 化学分析 / 電気伝導度 / 層構造 / 分別過程 |
研究概要 |
ヒサゴ沼雪渓では、8月初旬と10月初旬に測量、ドリリングによる層構造観察、化学分析用コア資料の採取及び昨年、一昨年に設置しておいた雪温プロファイル、気温測定記録計のデータ回収を行った。雪温・気温計はメンテナンスサービスの後再設置した。雪渓規模は8月初旬には平年並みであったが、10月初旬にはかなり消耗し、昨年度の調査時(9月末)よりなくなっていた。そのおかげで、昨年度回収できなかった一昨年の雪温計のデータも回収する事ができた。雪温は、一昨年の冬はかなり低下し、積雪量が少なかったか寒気が強かった事を示した。昨年度の冬は、雪温が高く、積雪量が少なかったか温暖な冬であった事を示した。氷試料は、融解して電導度を測定した。その結果、汚れが目立つ表面付近でも電導度は5μScm^<-1>と小さく、イオン的には“きれい"である事がわかった。化学分析は、購入したイオンクロマトワークステーションを用いて分析中である。 内蔵助雪渓では、10月初旬に測量及び化学成分分析用の試料採取を行った。試料は現在化学分析中である。雪渓規模は昨年度より大きく、ヒサゴ雪渓とは逆であった。
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