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1994 年度 実績報告書

X線固相重合反応を支配する因子

研究課題

研究課題/領域番号 06453013
研究種目

一般研究(B)

研究機関北海道教育大学

研究代表者

小笠原 正明  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (60001343)

研究分担者 竹中 康之  北海道教育大学, 函館校, 講師 (60251609)
松橋 博美  北海道教育大学, 函館校, 助教授 (70192341)
キーワードポリマー / 単結晶 / X線回折 / 固相反応 / 固相重合 / トポロジカル重合
研究概要

この研究の目的は,X線によって誘起される結晶中の重合反応の精密な制御を行うことである.そのためには,反応のしやすさは何によって支配されているか,反応の開始種は何か,モノマー結晶からポリマー結晶への転移はどのようにして起こるか,などを明かにしなければならない.本年度はその準備段階として,以下のような研究を行った.
(1)X線回折装置の製作:既設の回転対陰極型のX線発生装置にワイセンベルクカメラを加えて,単結晶試料の測定ができる装置を組み立てた.これによって,結晶試料の基本的なパラメータをおおまかに測定することが可能になった.
(2)コバロキシム錯体の単結晶試料の作成:ホスフィンおよびジシアノエチル基を軸配位子とするコバロキシム錯体の単結晶試料をさまざまな条件で作成した.これらの結晶中の固相反応を調べることによって,結晶中の空間と反応のしやすさの関係が明を明らかにする.
(3)重合性モノマーであるジスチリルピラジン(DSP)の比較的大きな単結晶試料を作成することができた.
(4)そのDSPの単結晶にレーザーパルスを照射して,誘起された蛍光の時間分解スペクトルを測定した.現在得られたデータを解析して重合の開始種を導く励起状態は何であるかをつきとめているところである.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Takenaka: "Crystal Structure of Ethyl (2S^*.3R^*)-2-Benzoyloxy-4,4-difluoro〜" Anal.Sci.10. 519-520 (1994)

  • [文献書誌] Y.Takenaka: "endo-(5R,6R,11S,12S)-5,6,11,12-Tetrahydro-6-hydroxy-4,11,12-trimethoxy-9,13,13-trimethyl-5-[ctrimathylsilyl)oxy]-6,10-methano-8(7H)〜" Acta Crystallogr.C50. 1820-1821 (1994)

  • [文献書誌] Y.Takenaka: "Structure of N-carboxy-DL-Valine Auhydride" Acta.Crystallog.Sect.C. (受理).

  • [文献書誌] M.Ogasawara: "Sapporo Symposium on Intelligent Polymer Gels" Division of Biological Sciences,Grad.School,Sci.Hokkaido Univ., 2 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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